
メキシコに負け3連敗でW杯前哨戦終了。
まぁ単純に力不足というか、基礎からもっかいやり直したら?的な。
前半はお互いに様子見的な展開。しかしメキシコはちゃんと相手を「見て」ました。
後半、日本のボランチのギャップを使い中央でボールを回しつつサイドへの展開を開始。
突然のスピードアップに日本は全く対応できずにあれよあれよと2失点。
オフサイドゴールで1点返すも、イタリア戦と同じように一発でピンチを招きPK。
幸い失点は免れたものの、そのままいいところなくタイムアップ。
「日本らしい」とか「自分たちのサッカー」とかうわ言のように繰り返してるけど、それ以前の問題。
相手がいるスポーツなのだから、時には相手の出方に合わせて、臨機応変に対応していかなくてはならない。
それなのに、自分らが攻めたら攻めっぱなし、攻められたら攻めっぱなし。全くもってリズムというものがない。
昔っからゲームマネジメントができないと言われ続けてるけど、一段とひどくなってるような。
まるで「自分たちのサッカーできないんじゃ勝てないよ」と文句を垂れながら試合をしてるようにみえる。
んでもって最後のほうにようやく言い訳をするようにリスクを負って遮二無二攻め始めても時すでに遅し。
(リスクを負わないのが最大のリスク、というこれこそとっても「日本らしい」サッカーだけどね)
やっぱり、「自分らしい」なんて曖昧なものじゃなくて、きっちりセオリーを作って戦うのが日本にはあってる(野球っぽく)。
監督が細かく戦術を決めて選手はその枠組みの中で動く。相手の弱点を見極めたり、流れを変えるのも監督の指示。
オフトとかトルシエがそういうタイプで、その後にだいたい理想主義の監督になっては失敗を繰り返すという。
何人も欧州ビッグクラブへ所属してるのは事実だけど、実際まだまだ「オプション」でしかないわけで。
スタープレイヤーに混じった中でやるサッカーと、自分たちが主力として90分戦うサッカーは別物。
むしろ名前先行でより相手からのマークが厳しくなり、もっと自分のプレーができなくなる。
欧州組がその辺のギャップに対応できていない気がしてしょうがない。
世界がー世界がーって、別に世界各国と戦うのに、欧州でプレイしていなきゃいけない訳でもあるまい。
世界レベルになるために、世界と同じようなサッカーをしなきゃいけないわけでもない。
なんか、監督選手スタッフ含め、みんながそういう錯覚に陥ってる気がする。
国内組だって、勝つ為に必要な選手はいくらでもいる(中村憲豪は短い時間ながら素晴らしい動きだった)。
全てをひっくるめて、より勝てるチーム・戦術を作っていかなくてはならないのに、あまりその努力が見えない。
いっそのこと、「ガラパゴスサッカー」するくらいのほうが、大好きな「世界」に通用するんじゃないですかね。